平日にキャンプにいって考えたこと(その1)
もくじ
平日に2日間休みをとってキャンプにいってきました
行き先は青森県の酸ヶ湯温泉(すかゆおんせん)。私を含め総勢6名でいってきました。今回と次回の2回に分けて,キャンプの様子や考えたことをつづります。まずはキャンプの様子をレポートします。
平日のキャンプ場はガラガラでした!
平日で,梅雨のさなか。天気予報は曇りときどき雨。というわけで,キャンプ場はガラガラ。私たち以外は1組だけ(キャンピングカー)でした。 東京を深夜に車で出発し,昼すぎにキャンプ場に到着。キャンプ道具を借り,テントをはってから, 買い出し&ランチのため再び街に出かけて戻ったのが17時すぎ。 天気予報では小雨のはずがザーザーと結構な雨脚でテントサイトの芝生は湿地状態。田んぼの中を歩くように,一歩踏み出すごとに,ぐちゃっぐちゃっと足が沈みました。サンダルや靴下は水浸し。 そして私のテントは,山岳用のソロテント。この雨のなか,芝生のテントサイトとなると,テントの浸水も心配になってきました。 同じく山岳用のテントをもってきた友人2人と,急きょ,キャンプ場の常設テント(10人用)に引っ越しを決め,あわてて荷物をそちらへ移動しました。
引っ越しが終わってから酸ヶ湯温泉のヒバ千人風呂にのんびりお湯につかりました。この温泉,立ち寄り湯としても利用できますが,夜は旅館宿泊者とキャンプ場宿泊者のみが利用可。通常は混浴なのですが,朝8時から9時と夜20時から21時は女性専用。気兼ねなく温泉を堪能できました。体も温まり,ようやく人心地ついたころには雨もやみました。
夜は焚き火を囲んですごしました。
ランチが遅い時間だったぶん,誰もお腹がすかなかったので,じゃあお湯を沸かしてお茶でもしましょう,ということで,焚き火スタート。焚き火のゆらめきは本当に心が和みます。ずっと眺めていても飽きることがありません。
といっても,焚き火を囲んでしみじみ語りあっていたわけではなく,参加者の一人Fさんが持ってきたMagilight(マギーライト)で遊ぶ人,焚き火で火の番をする人,焚き火をぼーっと眺めて足を温めている人(主に私),さまざまでした。
マギーライトは,光が点滅する長さ80センチくらいの棒です。これを持って,左右に動いたり,宙に絵を描いたりするのです。その間,ずっとシャッターを開けっ放しにしておきます。すると,光の軌跡がつながって,翼やサークルといった模様が写真に写しだされるのですね。 写真を見ていただくと一目瞭然です。
モデルの人物と光,そして背景の様子しか映っていませんが,実際はマギーライトを持って後ろを左右に動いた人物がいるのです。シャッターを開けている間にマギーライトの光が消え,マギーライトを持った人物はフレームから消えていったので写っていないのですね。うーん。こんな遊びがあるなんて知りませんでした…。
雲がどんどん晴れてきて・・・天の川サプライズ!
22時ころ,マギーライトの撮影で遊んでいたFさんが真剣な顔つきになり,「天の川撮影のタイミングが来そうなので,準備します!」と言って機材の準備に取り掛かりはじめました。そうこうしているうち,どんどん空の雲が流れていき,天の川がはっきり見えてきました。まさに満点の星空。
おおーーー。これはすごい!
天の川撮影を趣味とするFさんも「こんなにきれいに見えることはなかなかない」というほどの光景。雨上がりだったので空気が澄んでいたのもよかったそうです。ちなみにFさんとKさんは先日ニュージーランドで星空観察をしてきたばかり。さすがにニュージーランドでみた天の川はこの上なく素晴らしかったそうですが,それでも今回の星空には歓声をあげていましたよ。この天の川サプライズは本当にうれしかったですね。
Fさんの撮った天の川の写真でキャンプ初日レポートをしめくくります。