文鳥の老い支度。脚力が弱くなってきたときの対処法。文鳥が高齢になったらケージ内の工夫が必要です

文鳥の老い支度。脚力が弱くなってきたときの対処法。文鳥が高齢になったらケージ内の工夫が必要です

文鳥の平均寿命は8~10年

我が家の文鳥たちは2012年生まれ。生まれた月までは不明です。つまり,今,8歳か9歳なんですよね。見た目は若いのですが(1歳のときとほとんど変わらない可愛さ!),身体は確実に歳をとっています。

文鳥の寿命は8~10年,健康だと10年以上生きることもあるといわれています。そのため一般的に,文鳥は7歳をすぎたら老鳥といわれます。早いと4歳くらいから老化が始まるそうです。

文鳥の老化現象

卵をうまなくなる

昨年,ふうたん(♀)は卵を1個も産みませんでした。それまでは発情期になると毎日1個ずつ卵を産んでいましたが,昨年はゼロ。産卵は卵詰まりなどで命を落とすこともあるし,メスにとっては命を削る行為と言われているので,産まなくなって,実はちょっとほっとしました。

飼育本には発情させないようにする方法などが書いてありますが,手乗り文鳥としてベタ慣れのふうたんは,飼い主の私をパートナーと思っているので,卵を産ませないように気を付けるといっても,なかなかできなかったんですよね。

脚力が弱くなる

ふうたん(♀)は,昨年(2020年)はじめころから,脚力がとても弱くなってきました。特に左足。片足で立ち,もう一方の足の爪で頭をカリカリカリ…と頭を掻くしぐさは,文鳥あるある動作の一つですが,それをやるのにも苦労している様子。止まり木をつかむ力が弱いので,バランスがとりにくいのでしょう。

片足だと不安定なので,体ごとケージにもたれて,かろうじてカリカリと掻いている姿も。何度もトライしてはバランスを崩してやめている姿をみていると切なくなります。そういう姿をみたときは,手にのせて頭をなでてあげたりします。

2020年12月のある夜,ふうたんのケージからバタバタと音がきこえました。ケージにかけた風呂敷をとってみると,ケージの底にふうたんが落ちていました。いつも寝ている上の段の止まり木から落ちたのです。けがはなく,自分で飛んでけろっと止まり木に戻っていったのですが,その後も何度か同じようなことがありました。脚力が弱っているため,夜に寝ているときにどうしてもバランスを崩してしまうのでしょう。

シルバー文鳥
ふうたん(右)は脚力が弱ってきました

文鳥の脚力が弱ってきたときの対処法5パターン

飼育本をみると,脚力が落ちてきた場合の工夫として,①止まり木を2本並べてつける(止まり木の幅を太くする)方法や,②上段と下段にある止まり木を下段だけにする(ケージ内の高低差を小さくする)方法が紹介されています。さらに弱って止まり木にいられなくなったら,③ケージの底に止まり木がぴったりくっつくように設置するという方法も紹介されています。

ただ,我が家の文鳥のかかりつけ獣医さんによると,「止まり木をつかむことが,脚力を鍛えることにもなる」そうです。つまり,③の方法のように止まり木を底に設置すると,かえって脚力を弱くしてしまうんですって。そのため,今の段階では,止まり木をつかむ機会を残すことにしました。

ほかに考えられるのは,④皿巣やツボ巣をケージ内に置く(文鳥がその中で休める)方法ですが,これは衛生的によくない(雑菌が繁殖する温床になる)と獣医さんから指摘されて撤去した経緯があります。

脚力が弱ってきたときの対処法として,その獣医さんに以前,相談した際,おすすめされたのは以下2つでした。⑤止まり木に麻ひもを巻く⑥止まり木を太くする(これは①と同じことですね)

まとめると,脚力が弱ってきたときの対処法は次のパターンということになります。

止まり木を2本並べてつける,止まり木の幅を太くする

②上段と下段にある止まり木を下段だけにする(ケージ内の高低差を小さくする)

③ケージの底に止まり木がぴったりくっつくように設置する(脚力が本当になくなったとき)

④皿巣やツボ巣をケージ内に置く 不衛生なので×

⑤止まり木に麻ひもを巻く

変化を怖がる文鳥たち。我が家でとった対策3つ

次のとおり試してみました。

  • 麻ひもを巻く →  × 怖がって近寄らなくなってしまいました
  • 止まり木を2本並べて幅を広くする → × 怖がって近寄ろうとしませんでした。3日くらい様子をみていましたが諦めて元にもどしました。

ちなみに,ふうたん(♀)だけでなく,脚力の衰えがないくうたん(♂)のケージも同じようにして慣れてもらおうとしましたが,どちらも怖がってだめでした。

我が家の文鳥たちに限らず,大人になった文鳥は変化をとても怖がります。過去にも,新しい水浴び容器,新しいご飯に移行するのにずいぶん時間がかかったものです。人間からみたらちょっとした変化でも,文鳥にとっては大きな変化なんですよね。

さて,どうしたものか。

次に試したのは,

  • ふうたんのケージのみ,止まり木の位置を低くして段差を小さくするという方法でした。

止まり木は,上段と中段,下段の3つの高さに設置しています。文鳥たちは上段で寝るため,落ちたときのダメージも大きいのです。そこで,上段の止まり木を中段とほぼ同じ高さに下げました。

この変化に対しては,ふうたんが怖がらなかったのでこれに落ち着きました。ふう~一安心です。

右がふうたん(♀)のケージ。止まり木の段差を小さくしました

止まり木から落ちても段差が前より小さいので衝撃が少なく(もっとも,そんなに頻繁には落ちません),エサ入れ(中段の止まり木の近くに設置)へ飛び移るのも楽になったようにみえます。もちろん,もっと飛べなくなってきたら,止まり木を下段のみにして,エサ入れと水容器を止まり木近くに設置する必要がありますなお,これらによって運動量が減るので,エサの食べ過ぎ,肥満には注意が必要です。

人間も歳をとるにつれ,身体能力が衰えてきて,それにみあった住居設備を整えますが,文鳥も同じなんですね。過保護にしすぎると老化がすすんでしまうので,うまくバランスをとりながら,文鳥が安心して暮らせるよう工夫していきたいです。

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