巡礼古道，浄明寺緑地，鎌倉逗子ハイランド，そして名越切通し。鎌倉散策を楽しんできました♪

オルオルツアーのミステリーツアーに参加しました

一般的な観光名所とは一味も二味もちがう鎌倉の魅力を堪能できました。歩行距離約７ｋｍ，朝9時半に鎌倉をでて，15時半ころに解散。たくさん歩き，いい運動にもなりました！

特に巡礼古道と浄明寺緑地，そして名越切通しへのハイキングコースは変化にとんだ風景や鎌倉の歴史を感じられてオススメだったので詳しくご紹介します。

巡礼古道は坂東三十三観音霊場の第一番札所である杉本寺から、二番札所の岩殿寺へ向かう巡礼道とのこと。鎌倉市のかまくら景観100選のひとつにも選ばれています。

巡礼古道へのアクセス：鎌倉駅からバスにのり，浄明寺で下車。報国寺の少し先の住宅街に，巡礼古道の入り口がひっそりとあります。

報国寺は1000本に及ぶ孟宗竹林で知られる寺院です。鎌倉に来たぞー！という気分にどっぷり浸れるいい場所ですね。この日は，紅白の椿が揃い咲き。白い椿は珍しいですね。

さて報国寺を後にして，いよいよ巡礼古道へ。

入口の崖のような急斜面を登りきると，そこはもう山のなか。さきほどまで住宅地にいたとは思えないような景観が広がります。

金剛窟地蔵尊という磨崖仏を拝んでから，30分ほど本格的な山道が続きました。ここで巡礼古道はいったん終了。再び，住宅街（鎌倉・逗子ハイランド）へ。古代から現代へタイムスリップ。

鎌倉・逗子ハイランドは，鎌倉と逗子の間にまたがる山の上に広がる高級住宅地です。この一角に，浄明寺緑地という気持ちのより広々とした公園がありました。

レジャーシートを広げて，おやつタイム。鎌倉名物のお菓子や温かい飲み物をいただきました。小さいお子さんがいるファミリーもピクニックを楽しんでいて，のどかな風景。春だなあ。。

さて，浄明寺緑地の中をしばらく歩きます。
衣張山登山口を右手に，水仙や蝋梅が美しく咲くエリアを通り過ぎ，土手にでて，しばらく歩くと浄明寺パノラマ台に到着。国交省の「関東の富士見百景」スポットなんですって。

このあたりは桜の木がたくさんあり，あちこちにベンチもあるので，お花見スポットですね。　

パノラマ台をあとに，大切岸（おおきりぎし）という大きな人工崖が800m以上にわたって続く場所を歩きました。昔の石切場の跡地だそうです。

しばらく歩くと名越切通し（なごえきりどおし）の案内版がありました。この切通しは，鎌倉と三浦半島とを結ぶ要路の一つです。

鎌倉は山に囲まれた地形なので，昔から物資運搬などのために山を切り開いたとのこと，そういう場所を「切通し」といいます。「鎌倉七口」と呼ばれる切通しは，鎌倉と外部を結ぶ特に重要な要路で，今回行った名越切通しはその１つです。

名越切通しを抜けると，軒先にきれいな植木が並ぶ民家の前に出ました。お家の方が出てきてくださったので，しばしおしゃべりに花が咲きました。家の前にある休憩スポット，近所の方々の憩いの場所なんですって。

散策途中，なんどか地元の方々が話しかけてくださいました。そこから伝わってきたのは，鎌倉という場所を地元の方々がとても愛していること。そして，観光客が多い土地柄ゆえなのか，通りすがりの私たちにとても親切に接してくださること。これも鎌倉の魅力ですね。

ミステリーツアーの後半は，海方面へ。海に近い美味しいカフェでのランチ，光明寺の山門を特別拝観などなど，盛りだくさんでした。

私は山も海も好きですが，今日のコースでは前半の山エリアが特に印象に残りました。そして，季節のお花がたくさん咲いていて，いたるところで春の訪れを感じました。梅，蝋梅，ミモザ，桜，水仙，タンポポ。春って，黄色いお花が多くてパワーを感じます。

ガイドブックには載っていない，または載っていてもなかなか訪れることのない場所を散策する今回のコースは鎌倉在住の主催者，味岡さんのオリジナルプラン。３月もミステリーツアーに同行するので，また新たな鎌倉の魅力を再発見できるのが，今から待ち遠しいです。

オルオルツアーは正式スタートに先立ち、コロナの状況を鑑みながら、2～3月はモニター企画として「鎌倉湘南ミステリーツアー」（無料、参加条件あり）を開催しています。詳細はHPで是非！https://www.oluolu-tour.com/