涼をもとめて群馬県の谷川岳へ。カラフルな高山植物とぐんまちゃんが迎えてくれました
もくじ
ロープウエイとペアリフトで一気に標高1500mへ
谷川岳は群馬県にある百名山。訪れるのはかれこれ6回目くらいでしょうか。夏4回、冬2回。
関東近辺の山は暑すぎて敬遠しがちなこの時期、標高2000mの谷川岳は、日帰りでいけるなかでは涼しくてオススメです。お天気に恵まれ、アルペンムード漂う絶景を満喫できました。
天神平(標高1319m)までロープウエイを利用し、さらにペアリフトで天神峠へ。一気に標高1500mまで到着です。
谷川岳ロープウエイ https://www.tanigawadake-rw.com/
ここから登山開始です。肩の小屋まで、天神尾根を2時間、急登がつづきます。ひさびさの本格的な登山だったので、かなり消耗しました。暑さで体力を奪われ、汗もかくので、水分や塩分の補給はこまめに行うようにしました。夏山シーズンの初めは、身体が暑さに慣れていなくて熱中症になりがちなので、特に気を付けています。
肩の小屋でおにぎり休憩。そしていよいよ山頂へ。10分でピークの1つ、トマノ耳に到着です。
谷川岳の山頂は双耳峰(トマノ耳1963m、オキノ耳1977m)。猫耳のポーズをして写真をとっている人をちらほら見かけました。
山頂付近はガスに包まれつつ、ときおりガスが晴れると、下界までよく見えます。トマノ耳で長めの休憩をしてから下山しました。
この日の出来事ベスト3
1 ぐんまちゃんに遭遇
天神峠に向かうペアリフト、下り方向に乗っているぐんまちゃんとすれ違いました。帰りはロープウエイ土合口駅で、見送ってくれました。尾根道に落ちていたフンは、ぐんまちゃんのものと推測しています。
2 天神峠は手軽にいけるビューポイント
土合口から天神平までロープウエイで上がり、ここから歩きはじめる人が大半ですが、リフトで天神峠まで上がってみました(+500円、所要15分)
高山植物に触れそうなほど、斜面すれすれの高さで、ゆっくり運行するリフト。実にのどかな気分に浸れました。
天神峠は谷川岳の展望台。神社や池がひろがる楽園でした。ここでも十分、自然を満喫できました。登山装備がなくても行ける、オススメスポットです。
3 カラフルな高山植物とトンボの大群
黄色(マルバダケブキ、ウサギギク)、オレンジ(ニッコウキスゲ、クルマユリ)、白(シシウドまたはウラジロタデ?)、ピンク(ハクサンフウロ、ヨツバシオガマ、オニシモツケ、アザミ)、紫(タテヤマウツボグサ、ヒメシャジン)etc
冬はスキー場となるこのエリアは雪が深く、雪解け後は、高山植物が一気に開花します。息をきらすような急な登りでしたが、可憐な高山植物たちに何度も励まされました。写真を撮るために立ち止まるので、呼吸も落ち着きます。
登山者もそこそこ多かったのですが、トンボのほうが圧倒的に多かったのが印象的でした。トンボたちも暑い下界から高山へ、涼をもとめているのでしょうか。
行程と所要時間
行動時間 5時間22分(休憩含む) 距離9.5㎞、累積標高差 登り1535m、下り963m
7:50 JR上毛高原駅
8:05-8:50 バスで谷川岳ロープウエイ駅
ロープウエイで天神平(1319m)、さらにペアリフトで天神峠(1500m)
9:30 登山スタート
11:00 天狗の留まり場(大きな岩。ビューポイント)
11:37 肩の小屋 ランチ休憩
11:54 トマノ耳(1963.2m)
12:10 オキノ耳(1977m)
12:33 下山開始
14:29 天神平
ロープウエイで下山
15:10 バスで上毛高原駅へ