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登山ガイド試験の記録② なぜ登山ガイドの試験を受けたのか

登山ガイド試験の記録② なぜ登山ガイドの試験を受けたのか

私は2017年に登山ガイドステージⅠの試験を受け,2018年に登山ガイドに登録しました。
2年前の記録ではありますが,試験の大枠は変わっていないと思いますので,試験を目指す方のために役立てばと思い,何回かに分けて試験の概要や勉強したことを何回かに分けて書いてみることにしました。

前回の記事はこちらから 登山ガイド試験の記録① スケジュール,時間,費用

サラリーパーソンの不自由さ

私は平日フルタイムで働くOLです。そこそこやりがいもあり,お給料は安心していただける環境。ですが,サラリーパーソンの宿命ともいえる不自由さは日々感じています。

どんなことに不自由を感じるか?いちばんは裁量の幅です。
勤務時間や場所が決まっていることももちろん,もっと自由に自分の裁量で働きたいなあ,という気持ちが年々大きくなってきています。管理職なのである程度の裁量はありますが,社長や役員でない以上,最終決定者ではないのですよね。もちろん裁量が大きいことイコール自由とは限らず,むしろ世の中の経営者は様々な制約のなかで判断や意思決定を繰り返していると思うのですが。

他方で,社会人になってから始めてすっかりはまった登山。多い時期で月に3回も山へ行く生活でしたが,2015年までに行きたいところはほぼ行けたのでやや燃え尽きて,月1回程度,近場の山へいく生活になっていました。

ある日,ある勉強会に参加して

2015年のある秋の日,ある勉強会に参加したことがきっかけで,副業として登山講座をすることに決めました。ある勉強会というと怪しいですが(笑),勝間塾というオンラインサロンで見つけた勉強会です。

内容は「副収入を目指す!ゆるく稼ごうの会」。2015年11月に第1回開催,その後毎月1回開催して,参加者のスキルアップをはかり,最終目標は「30万/月以上の収入を5つ持つ」というものでした。

仕事を辞めたくなったときには転職するという方法しか考えつきませんでしたが,そうか,副収入で稼げるようになればいいのか!と目から鱗が落ちました。

2015年当時は,そこまで騒がれていなかったのですが,この2年ほど,人生100年時代とか副業推進・副業解禁というニュースを多く見かけるようになり,いまや副業が当たり前という風潮にすらなっていますよね。

私の職場は幸い,2015年当時も副業禁止規定はなかったので,何かやってみようかなと思いました。多少の不自由を感じても,今の職場にしがみついているしかないか。そんな状況を変えたい。根底にはそんな気持ちがありました。何もしない毎日を過ごしていても不安が募るだけ。何か行動を起こさないと。漠然とそう思いました。

勉強会はサラリーマン以外の方法で収入を得ることに対する心理的ハードルが一気に下がりました。もっと気軽に挑戦してみればいいんだ!と。

「人に教える」ことを副業にしてみる!

勉強会後の懇親会で講師の方に相談したところ,「人に教える」ビジネスをすすめていただきました。でもなにを教えたらいいんでしょうか。

・自分が経験したことを人に教える。
・人より得意なこと,好きなことを教える。

というのが講師のお話でした。
そこで私は,趣味でずっと続けている「山登り」を教えることにしました。
2016年1月。そのオンラインサロン内で,初心者のための山登り講座(座学)を試しに開催したところ,2人の参加者を得ることができました。いくつか失敗を経験した後,セミナー情報を自ら掲載して募集するための集客サイトに登録しました(ストリートアカデミー,現「ストアカ」)。これが山ガール講座入門編のスタートです。

山ガール講座入門編を開講し,登山ガイド資格を知りました

やってみてわかったこと。私は,山の話をしていると,自然と笑顔になっているようなのです。そして参加者にとってみれば,山に行く前に私の登山スキルや人柄を確認する場にもなりますね。

山ガール講座のことを話した親友から「何らかの資格をプロフィールに書いたらどうか」と言われました。山の資格?今まで考えたこともなかったのですが,調べてみたら「登山ガイド」という資格があることがわかりました。

山の習熟度をアピールするものとして,「百名山に53座登っている」(当時)ことをプロフィールに書いていたのですが,それがどの程度のレベルなのか,山に登らない人にはイメージできませんね。それに比べ,「登山ガイド資格あり」は信頼感が増します。ところが,登山ガイドの資格を調べれば調べるほど,資格をとるにはそれなりにお金も時間もかかりそうだとわかりました。

資格はもっていなくても講座は開講できます。山ガール講座に参加した方からのリクエストで,山ガール講座実践編として,実際の山登りに同行する講座を3回開催し,ガイド業務も経験してみました。私の講座がきっかけで,山登りが趣味になったと言われると,心から嬉しくなりました。

そのうち,現状よりステップアップしたいという気持ちが芽生えてきました。山ガール講座の参加者をもっと増やしたい。そのためには,いつまでも入門編をやるのではなく,天気や地図読み講座というバリエーションを増やしたい。山登りの同行に役立つ知識も身に着けたい。登山ガイドの試験を受ければ知識は身につくし,受かれば資格もとれるのだから,やってみようかな。

折しも2017年は,本業で勤続20年のリフレッシュ休暇(5日間)を取得できる年でした。当初はマチュピチュにトレッキングにいくつもりでしたが,友人と日程調整がつかず,旅行を見送ることにしました。そして,代わりに,5月に上高地で行われる登山ガイドの資格試験対応講習に参加するために,リフレッシュ休暇を使うことにしました。こういうことって,本当にタイミングがあるものです。

こうして,2017年に,いよいよ登山ガイドの資格を受けることにしたのでした。

次回は,試験に先立って参加した上高地での資格取得講習についてお伝えしますね。

なお,山ガールの合格体験記にはもう少し詳しく書いていますので,興味がある方はぜひどうぞ。 kindleUnlimited対象です。