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山でのバードウォッチングは鳥の声を聴き分けること。檜原都民の森(大沢山を経て三頭山)を歩いてきました

山でのバードウォッチングは鳥の声を聴き分けること。檜原都民の森(大沢山を経て三頭山)を歩いてきました

所属しているガイド団体の自主研修に参加し、「バードウォッチング」をしてきました。鳥好きな私ですが、バードウォッチングは初めての機会でした。

檜原都民の森へ

檜原都民の森は、標高1000mに入口があり、整備された広大な森林です。滝あり、山あり、野鳥観察小屋あり。森林セラピーロードにも認定されている箇所もあり、とても気持ちの良い自然散策ができます。JR武蔵五日市駅からバス75分。月曜日は森林館やレストランといった施設が休館していますが、トイレは利用でき、中に入って歩くこともできます。

歩いたコース(標準コースタイム):都民の森入口-(40分)-三頭大滝→(1時間20分)-大沢山(1482m)-(20分)-三頭山西峰(1524m)-(30分)-野鳥観察小屋-(10分)-三頭大滝-(30分)-入口

大沢山

鳥の声を聴く

研修講師の方によると、山歩きをしながら鳥を「見る」ことはなかなか難しいとのこと。鳥の姿は木々や葉っぱに隠れて見えないため。声が聞こえたら、その場所に立ち止まり、目視します。双眼鏡もつかいます。それでも、鳥の姿を見られるとは限らない、いや、見られることのほうが少ないということが、今回よくわかりました。

必然的に、山でのバードウォッチングは、「声を聴く、聴き分ける」ことが中心でした。今回、鳴き声が聞こえたのは以下23種類の小鳥たちでした。そして私が鳥の姿をみたのはこのうち1種類(ミソサザイ)のみ。

ヒガラ、キビタキ、オオルリ、ミソサザイ、キセキレイ、コルリ、メジロ、ヤブサメ、センダイムシクイ、アカゲラ、シジュウカラ、ヤマガラ、ジュウイチ、エナガ、コゲラ、イカル、コガラ、カケス、キバシリ、ウグイス、ヒヨドリ、ゴジュウカラ、ガビチョウ

研修講師の方は野鳥の専門家だったので、これだけたくさんの種類を認定できましたが、実際には、声の聴き分けも難しい!これは経験を積むしかないですね。

例えば、ヒガラ・コガラ・ヤマガラ(カラ類)の声はとても似ていて、どれも「ツーツーピー」と聞こえます。声の特徴(ヒガラはツーツーピーが早い、コガラは遅くて柔らかい、ヤマガラは強い)をつかむには、音声を録音して、確認しながら覚えるのが一番よいそうです。

ヒガラhttps://www.suntory.co.jp/…/encyclopedia/detail/1480.html

コガラhttps://www.suntory.co.jp/…/encyclopedia/detail/1424.html

ヤマガラhttps://www.suntory.co.jp/…/encyclopedia/detail/4085.html

野鳥観察小屋

鳥の声や姿を探せるサイト 日本の鳥百科

日本の鳥百科というサイトを事前に紹介いただきました。鳥の鳴き声を聴くこともできて、すごくよくできています。こちら、サントリーのサイトなのです。なぜサントリーが?「トリ」だから??と思ってしらべたところ、こちらに説明がありました。

愛鳥活動とは サントリーの愛鳥活動  https://www.suntory.co.jp/eco/birds/about/

「声を聴き分ける」以外の方法として、鳥のいる場所(針葉樹or広葉樹、枝先or幹)もヒントになります。例えばヒガラは針葉樹の花粉を食べるとか。これらを総合的に判断して、鳥を特定するそうです。

山歩きの楽しみがまた1つ、加わりました。今度、山歩きするときは、鳥の声に耳をすましてみようと思います。ちなみに、雨が降ると鳥たちは動かないので、雨の日はバードウォッチングには向かないそうです。

立寄りスポット 兜屋旅館と三頭山荘

古民家を改築した宿が近年、大人気とのこと。檜原都民の森の近くにはこちら2つ(隣あっています)。こんなところに宿があるなんて…というほど、周囲には何もないような静かな場所でした。渓谷を眺められるカフェや温泉に立ち寄って、ゆったり過ごすのもいいですね。

兜屋旅館 https://www.kabutoya.net/mobile/japanese/ 渓谷展望カフェ(予約制)あり

三頭山荘 http://www.mitousan.jp/products.html 東京都で一番高いところにある露天風呂

森林セラピーロードについてはこちらの記事に書きました
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