女性のための地図読み講座
女性のための読図入門講座に参加しました。
コンパスを使わずともできる地図読みの講座とのことで、
主催は石井スポーツ登山学校、講師は登山ガイドの渡辺佐智さん。
実は私、読図をほとんど勉強したことがありませんでした。
ふだんは山と高原地図や、ガイドブックの地図を頼りに登っています。
しかし、登山入門講座を開催するにあたり、読図や天気の知識を
身に着けたいという意欲がわき、登山歴15年目にして、初めての読図勉強です。
学んだのはこんな内容です。
・縮尺2万5千分の1の地形図(略して2万5千図)を使うメリット
2万5千図は日本全国を網羅しており、等高線が細かい(10m刻み)。
普段つかっている山と高原地図は5万分の1なので、等高線は20m刻み。
斜度や距離が、2万5千図のほうがより詳しい。
・2万5千図のデメリット
登山用ではないので、山が地図の真ん中にあるわけではない。
区域名で売っており、探すのも山の名前ではなく、区域名で。
(登山用品店ではわかりやすく並んでいるので安心)
水に弱い紙(山と高原地図は、防水加工がしてあるので丈夫です。)
・尾根・ピーク・谷・コルの見分け方
・広葉樹林、針葉樹林、ハイマツ地などの記号と、そこから読み取れること
山頂付近がハイマツ帯→視界が開けていることが読み取れる。
雨天時にハイマツ帯だと風雨にさらされるが、広葉樹林なら雨風から逃れることができる。
事前にそれらを読み取っておけばいざというとき役立つ。
・2万5千図の携帯方法
地図のたたみ方
取り出しやすい場所に入れる(講師が長年愛用しているマップケースつきショルダーバッグの紹介など)
地図はカラーコピー(≠白黒コピー)して、予備も必ず持参。濡れないようにマップケースなどに入れる。
初めて知る話も多く、とても有益でした。
そして、今後やってほしいこととして次のお話がありました。
・実際に登ったことのある山の載っている2万5千図を買って、尾根や沢(谷)を蛍光マーカーで塗る。
・地図を持参して山に登って、地図と実際の感覚のすりあわせをする。
尾根や谷の大きさとか、斜度、距離の感覚を、地形図を実際の感覚でつかむ。
今まではコースタイムを見るために地図を開いていましたが、
これからは、地形図として読み込み、例えばこの先のルートは緩やかなのか?
それとも急こう配なのか?といった地形図ならではの情報を意識してみます。