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安全のための気象講習に参加しました 実地編

日本山岳会の主催する安全のための気象講習。
7月22日(金)に机上講座に参加し、7月24日(日)は実践編に参加しました。

8:45に甲斐大和駅に集合。

受講者は総勢11名、講師は山岳会のHさん、Nさん、気象予報士のOさん。

まず、気象予報士のOさんから、大菩薩嶺の気温を予報するためのレクチャーを受けました。
そして山岳会のHさんからは、水をどのくらい持参したらよいか、というお話。

Hさん 水を何リットル持参してますか。
私   2リットル
Hさん 根拠は?
私   いつもだいたい1.5リットルを持参していますが、今日は暑そうなので多めにしました。
Hさん 持参する水分量は、体重×5×5と覚えてください。
    60kgなら、1500、つまり1.5リットル。
    あとは気温によって多めにしたり、するように。
    水分のうち500mlは、水にしてください。
    例えばケガしたときに傷口を流したりします。

このように、登山中、Hさんは、登山の基礎的な知識をわかりやすく教えてくださいました。

9:20のバスにのり上日川峠登山口へ。
雲を眺めながら、再び気象のレクチャー。
事前にみていた予報より、雲が多い気がします。
大気は安定しているので、雷の心配はないとのこと。
さらに、地形図とコンパスの合わせ方も教わりました。

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11:08 登山開始
11:45 福ちゃん荘
ここから先のルートは、大菩薩峠へのなだらかな道、のはずが、
先頭をいくHさんが、道以外のところを歩きます、といって藪のなかへ。

えー。道なき道をいくの?と思いきや、踏み跡があるんです。
しかも、目印のピンクテープも要所要所にありました。
あとで、山と高原地図でみたら、点線ルートでした。
(点線ルートとは、道があるけれど荒れている、などの理由で
 実線ではなく点線で描かれた道です。)

道なき道へ?
道なき道へ?

点線ルートをしばらく登り、賽の河原で実線ルートに合流。
大菩薩峠を経由しない分、かなりショートカットできました。
この時点ですでに13:00。
休憩と同時におにぎりを食べ始めました。

デザートは、Nさんが持参してくださったヨーグルト。
冷凍したものが解けてアイスクリームのようになっていて、とても美味しかったです。

食後ふたたび、山頂を目指して出発。
途中で何度か、雲の様子を観察しました。
だいぶ遅い時間になってきて、風も出てきました。
甲府盆地方面の雲は、低くたれこめています。
雲の底辺が乱れてギザギザしているのは、そのあたりの大気が不安定なためとのこと。

甲府盆地方面
甲府盆地方面

14;36 大菩薩嶺山頂。
      雷岩まで戻って、気象講座。
15:03 唐松尾根へ下山開始。かなり滑るので注意です。
15:58 福ちゃん荘
16:24 上日川峠
      ジャンボタクシーで、甲斐大和駅へ戻りました。

予定よりだいぶ下山時刻が遅くなりましたが、それは山での気象講座や登山講座の
内容が充実していた証拠です。

山に関することを学ぶ・教えるという仕組みがあるのが山岳会のよいところですね。
入会するかためらっていましたが、今日はかなり心が傾きました。
8月にも、山岳会主催のレスキュー講習に参加するので、改めて考えてみます。

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