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肝機能低下した文鳥のため,ペレットをラウディブッシュフォーミュラALに切り替えました。クチバシの左右が伸びているのは肝臓障害なのか?

肝機能低下した文鳥のため,ペレットをラウディブッシュフォーミュラALに切り替えました。クチバシの左右が伸びているのは肝臓障害なのか?

くうたんの具合が悪いので病院にいきました

2021年7月,くうたんの具合がおかしかったので,かかりつけの動物病院に連れていきました。

具体的にはこんな様子でした。

  • フンをほとんどしない。ちょびっと出るが,いつもと違って緑色。
  • 大好きな水浴びをしない。
  • 止まり木に長くじっとしていて,しかもいつもとは違う場所にいる。

獣医さんに診てもらったところ,具合が悪い原因は特定できないということでしたが,話を伺うなかで,文鳥のフンや尿について以下のことを知りました。

  • ほとんど食べていないときに出るフンは緑色。
  • フンと一緒に排出される尿が黄色いときは,肝臓が悪い可能性がある。

肝臓が悪い場合の対処法2つ

我が家の文鳥は2羽とも,尿が黄色っぽいです。1羽(ふうたん)のフンはかなり水っぽいです。前から気になっていました。

獣医さんによると,2羽とも肝臓は悪いが(過去に何度か診てもらったり,旅行のときに預けたりしています),治療するほど悪いのかは検査をしてみないとわからない。しかし肝臓検査は血液を抜くので,文鳥には負荷がかかるということでした。検査するとしても,換羽期(文鳥にはストレスのかかっている時期)を避けたほうがよいでしょうとのこと。

そして肝臓治療として次の方法があると知りました。

  • サプリのようなものを水にいれる方法

検査の結果,治療が必要となった場合の方法です。サプリのようなものを水に入れるので,水を飲まなくなる文鳥もいるそうです。新しくできる細胞をどんどん良い細胞に置き換えていくものなので,だんだんによくなっていくとのこと。

  • ペレットを肝臓に負荷の少ないタイプに切り替える治療

今のペレット(ラウディブッシュデイリーメンテナンス)も栄養食ですが,このシリーズにラウディブッシュALというものがあり,肝臓に負荷の少ないタイプということでした。

その後,ネットで調べたところ,「低たんぱく、高ビタミン、高ミネラルの食事を必要とする飼い鳥のためのフード」という紹介がありました。ラウディブッシュALは,動物病院専用フードのため,市販はしていません。

肝臓検査をしなくてもすぐに対処できるので今回はペレットの切り替えでいくことにしました。

ラウディブッシュALに切り替えました

早速,ラウディブッシュALに切り替えました。過去にフードを切り替えたときは,なかなか食べてくれなかったのですが,今回は同じラウディブッシュだからなのか,すぐに新しいペレットを食べてくれて安心しました。

ペレットの大きさは,デイリーメンテナンスとほぼ同じ,直径約2mm×長さ約2mmの円筒形ですが,たまに粒の大きいものが入っているのが特徴です。獣医さんでも,そのことについて説明を受けました。

我が家の場合,2羽とも,その大きな粒を好んで食べているように見えます。大きな粒はくちばしにくわえて止まり木に持っていき,割れたかけらを止まり木の上に上手において,少しずつ食べています。「わーい,大きな粒だ!」という感じ。個体による好みの差はあると思いますが,なんだか嬉しそう。

ちなみに,ペレットを全部切り替えることにした日は,万一,文鳥のくいつきが悪かったときはすぐに元のペレットに戻せるよう,家にいて様子を見守っていました。

 ALに切り替えた後の変化はこんな様子です。

  • フンの色。緑や黄色ではなく,茶色になった。
  • ふうたんは,柔らかくて水っぽいフンだったが,硬いフンになった。くうたんは前から水分は少なめだった。
  • 尿の黄色さがなくなった。

体調変化に早めに気づいて,対応することが大切

今回,早めに変化に気づき,獣医さんに相談したこと,そしてペレットを切り替えたことは,おそらく文鳥にとってよいことだったと思います。

とはいえ,くうたんは,クチバシの左右が伸びてきているので(※肝臓障害の特徴と飼育本に書いてあります),まだまだ肝臓がよくなったというわけではないのです。

※後日追記:その後,くううたんのクチバシのカットをかかりつけの病院にお願いしました。獣医さんに質問したところ,肝機能障害ではなく,単純にかみ合わせの関係で伸びただけとのこと。飼育本の情報は参考にとどめ,実際にお医者さんに診てもらうほうが安心ですね。

クチバシの左右が伸びていたので,カットしてもらいました

我が家の文鳥たちは2012年生まれで,いま9歳です。人間でいえばもう,おじいさん,おばあさん。今まで以上に,小さな変化であってもそのままにせず,早めに対応していきたいと思います。

こちらの本は,小鳥専門医(横浜小鳥の病院院長)による初の文鳥本。今まで数多くの飼育本を読んできましたが,これが決定版だと思います。特に「飼い主さんもできる 自宅健康チェック」のページは大変有益でした。手元において日々,文鳥の健康チェックをして,少しでも異常が見つかったら,早めに病院に診察にいきましょう

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