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100名山64座目。紅葉の巻機山(井戸尾根コース)へ。山頂付近の湿原が幻想的でした。清水のおすすめ民宿と魚沼の里もご紹介。

100名山64座目。紅葉の巻機山(井戸尾根コース)へ。山頂付近の湿原が幻想的でした。清水のおすすめ民宿と魚沼の里もご紹介。

巻機山井戸尾根コースの特徴3つ

特徴1 ぬかるみやすいジグザグの沢道

最初から急登が続きます。桜坂駐車場から,前巻機(九合目)くらいまで,ほぼずっと急登でした。そして,五合目までは沢道です。山頂に池塘が点在する湿原が広がっているくらいですから,道もぬかるみやすいです。

この日の天気は雨ときどき曇り。前夜も雨が降っていたので,足元がぬかるんでいて非常に滑りやすかったです。特に下山時は慎重に歩きました。

特徴2 巻機山の最高地点は,御機屋ではないので注意!

「御機屋」という標識があるわけではありません。九合目から山頂を目指して登ってきて,割引岳からの道と合流する地点があります。そこには「山頂」という標識があるので,あれ?思ったより早く山頂についたなと思ってしまいました。しかし「山頂」と書いてあるし,ここが最高地点なのだと思って記念撮影をすませ,眺望もないことだし長居せず,下山を開始しようとした矢先。あとから来た登山者2人組(登山ガイドさんとそのお客様)の声が聞こえてきました。「ここから山頂まであと少しですよ」。きいたら,最高地点はここから10分歩いた別の場所にあるとのこと!無事に最高地点まで歩いてきました。ちなみに最高地点にはケルンが積んであるのみで,先ほどの御機屋のほうが山頂らしい雰囲気でした。

山頂(最高地点)
御機屋(山頂の碑もありますが,最高地点ではない)

特徴3 きれいな避難小屋 中のバイオトイレも清潔

九合目に2階建ての避難小屋があります。私たちはこの中で昼食をとりました。中はとっても清潔で,バイオトイレがありました。トイレに入ると,目につくのが自転車(写真撮り忘れました)。一瞬,トレーニングルーム?と錯覚したほど。中に説明が貼ってありました。トイレで用をすませたあと,バイオ燃料で攪拌するため,前に20回,後ろに10回,ペダルをこいでくださいとのこと。

巻機山の前日に泊まった民宿は泉屋さん

清水の集落には民宿が数件あります。私たちがお世話になったのは泉屋さんです。

 泉屋 1泊2食7000円 +お弁当(おにぎり)600円

清水民宿組合

夕食,朝食は山菜づくし。夕食時には八海山がふるまわれました。

夕食
朝食

何よりもご夫妻のホスピタリティに感動しました。ご主人は山岳救助隊を長年務められていたこともあり,登山コースの相談にものってくださいました。実は私,初日の観光時に,自転車で転んでひざをすりむいてしまったのですが,その傷の対処についても親身になって応急処置をしてくださいました。
登山のおやつには,みかんをもたせてくださいました。山で疲れたときに食べる柑橘類の甘酸っぱさは本当に疲れがとれます。登山者のツボを押さえたお心遣いに感謝です。
下山後はご主人が桜坂駐車場まで迎えにきてくださり,宿でお風呂をいただきました。お風呂のあとは女将さんからお茶まで出していただき,最後はバス停,沢口まで送ってくださいました。(前述のとおり清水のバス停が最寄りなのですが,六日町⇔清水のバスは本数が少ないのです)。
そして極めつけは,お土産にといって,採れたての山菜をもたせてくださったこと。朝食でいただいた山菜と同じものでした。さっと茹でて,マヨネーズをかけていただきます。もう,至れり尽くせりですよね。
巻機山にまた行く際も泉屋さんにお世話になりたいです。

G-03ZJB0YMHF