文鳥をお迎えした日のこと その2
工藤優鳥園では、鳥かごを1つ買いました。
お迎えした文鳥たちをカゴに入れようとしたのですが、怖がって慣れない様子。
飛び回ろうとするものの、風切り羽を切られているのであまり飛べず、壁にぶつかってしまいます。
それでもとりあえず、かごに入ってもらい、その日は文鳥をお迎えした興奮と疲れとが入り混じった気持ちで寝ました。
文鳥たちとの日々が始まりましたが、
2羽は同じカゴに入っていても決してくっついて止まらないことがわかりました。
環境に慣れないのかなあと思っていたのですが、何日も続くと、もしかして、この2羽、つがいではないのでは・・・?という疑惑が。
いつも一定の距離をおいています。寝る時は違う止まり木に止まる。たいてい、ふう(メス)が下の止まり木。
そういえば、工藤優鳥園で初めてこの子たちを見かけたとき、「止まり木の左右に離れて止まっているんだな・・・」という感想を持ったのです。
小鳥は、特に冬、寒さ対策なのか、ぴったりとくっついて止まっていることが多いのに、と。
「くうとふうが、つがいではない疑惑」が1か月ほど続いたある日。
帰宅してみると、ふうが、かごの隅っこに、ちんまりと止まっています。
くうが絶対に止まれないと思われるスペース。
ふうのほうが体が一回り小さく、くうより器用なので、止まれる場所です。
このまま同じかごにいれていたら、ふうにとってはすごいストレスだし、
しょっちゅう喧嘩をふっかけるくうにとっても、ふうの存在がストレスなのかもしれない。
体を寄せ合うつがいの文鳥を見たい!という私の願望など、あたりまえですが、どうでもよくなりました。
かごをもう1つ買い、別々のカゴに入れたところ、かご越しに隣り合って止まっている分には喧嘩しないことがわかりました。
やれやれ。
2羽のかごの大きさが違うのも不公平な気がしてきて、今は、大きなかごを2つ並べています。
大きなかごにしたのは、いつの日か、2羽がつがいになったら、また同じかごに・・という淡い期待からです。
我が家にくうとふうが来て、もう2年2か月近く経過しました。
文鳥飼育について、だいぶ知識もついてきました。
文鳥は、縄張り意識がとても強いので、ペアを作ることはなかなか難しいようです。
我が家でも、もはや、一つ屋根の下にくうとふうが暮らすことは、かなわない夢だと悟りました。
くうもふうも、それぞれがかいぬしである私をパートナーだと思っているのです。
微妙な三角関係ですが、文鳥たちの深い愛情に囲まれ、とても幸せです。