ブックレビュー「一生お金に困らない生き方」心屋仁之助著
一生お金に困らない生き方(心屋仁之助著)を読みました。
とても読みやすい内容で、各章のおわりにまとめもあるのですが、自分のために内容を振り返ってみます。
1 まず、お金は「ある」と信じる。使ったら、入ってくる、と信じること。
じゃんじゃん出す、使う、回していく。この流れをつくってしまう。
2 収入は、自分が認める自分の価値に比例する。何もない自分がもらっていもいいお金(自分の存在給)=自分の価値を上げるには、「自分は豊かになって当然」と思うこと。
「猫はキャットフードをもらって当然と思っていること」が例に挙げられていたのがとても共感できました。
我が家の文鳥たちも、栄養バランスを考えたバードフード、快適な温度環境、日当たり、広さ(1羽にしてはとても大きな鳥かご)を当然のように受け取っています。そして夏はトウモロコシ、スイカ、ナシをもらい、秋冬は柿、りんごをもらっています。文鳥たちはそれに対していつもすみませんねーと思っているでしょうか?いや、当然のように受け取っており、私も文鳥たちにはその価値があると思っています。
3 がんばるのをやめると、お金が他力で入ってくる。目標をたてずに他力に任せきって、目の前にやってきたものを楽しむ。自力でがんばるかぎり、自力以上には豊かになれない。
4 お金が入る「心のあり方」を身につけること。「心のあり方」が身につくには次の4段階が大切。
(1)お金が「ある」ことに気づく
(2)自分は豊かさを受け取れる存在であることに気づく
(3)欲しいものだけを受け取らない。ほしくないものも受け取る。
(4)豊かさを受け取ったら、ちゃんと出す。
5 安いか高いか、ではなく、好きか嫌いか、で選ぶ。
くたくたになるまで働くのをやめる。
がんばることに逃げてしまうのをやめる。
やりたいことをやる、ほしいものを買う、と先に決めると、そのお金が入ってくる。
ここが特に響きました。
私は近年、仕事でくたくたになって、そのために疲れて遊びにいけなくなることがあるのです。疲れの主な原因は、相手の要望や期待に応えようと努力していることにあると思います。結局、そうしないと認めてもらえない、がんばらないと評価されない、という気持ちがあるから、ということが書いてあり、そのとおりだと思いました。
思い切って、人のニーズに応えることをやめてみる。自分のニーズに応える。自分が心から楽しいことをするからこそ、自分のテンションや波動があがり、周囲の人にも伝わる、結果的に、自分の存在給も上がる。
たしかに、休日にリラックスして、自分の好きなように過ごしているときは、心にゆとりが生まれるし、いいアイディアも浮かびますね。
今年の5月、親友を訪ねてフィリピンのボホール島に行ったとき、まさにそういう状態で、これからの人生を考えることができました。決して無理なく、自分が楽しい人生を送るためには、何をどうしたいのか。自分と向き合う時間がとれて、長年の迷いがひとつ、消えました。
そのときの気持ちをまた思い出しています。
今年の夏は、仕事に追われて、長い休みも取らなかったのですが、今年中に再度、海外旅行にいってのんびりしようと心に決めました。
さあ、計画たてようっと!