文鳥に深爪をしてしまったときの対処法。緊急時に駆け込める病院リストを作っておくと役立ちます。
もくじ
2019年の大みそかの出来事。文鳥に深爪をしてしまいました。
文鳥(ふうたん♀)の右脚の爪が少し割れていたので気になり,爪切りをしたところ,深爪をしてしまいました。切ってしばらくしたら,小さな爪の先から血が少しずつ出てきました。ふうたんは自分の血に驚いて飛び回っています。
はあー,またやってしまった…(T_T) しかも今日は大みそか。いつも連れて行っている病院はお休みです。
2016年8月,深爪をしてしまったときに反省して以来,基本的には,病院で爪切りをしていたのです。前回,文鳥(ふうたん)に深爪をしてしまったときの記事です。
ところが,意外と文鳥の爪が伸びるのは早く,しかも,なぜか,ふうたんは,もう一羽の文鳥(くうたん)に比べ爪が伸びるのがとても早いのです。爪切りのためだけに病院へ連れていくのは,正直おっくうなものです。そこで,長期旅行のため文鳥を預ける際に,爪切りもしてもらうようにしました。
といいつつ,実は,文鳥を飼って以来,山にいく頻度が自然に減りました。そして長期山行は年1回までと決めています。これは自分の優先順位が明らかに文鳥>山となったため。文鳥と過ごす時間をたくさんとりたいのです。ということで,結局,また自分で切っていました。伸びすぎると爪の先がかごや洋服にひっかかって危ないのです。
前回,ふうたんに深爪したとき,病院の営業時間外だったので,病院で診てもらうまでに時間がかかりました。いつもの病院に連れていったときには,ふうたんのくちばしが紫色になっていたほど・・・・思い出すだけで悲しいです。緊急対応できる動物病院とサイトに書いてあっても,小鳥は受け付けていないところが結構あるとそのときにわかりました。そこで,小鳥OKの緊急時に駆け込める病院リストを作っておいたのです。
前回の反省から,緊急時に小鳥を連れて行ける病院を3つリストアップして,データと紙で保存していました。
どうしよう・・・焦る気持ちを落ち着けて,その病院リストを開き,そのうちの1つ,東京都足立区にある鳥と小動物の病院falconest(ファルコネスト)へ電話したところ,大みそかにも関わらず,通常通り営業していました。電話したのは午後3時半頃。その病院は午後4時まで営業でした。
電話がすぐつながっただけで,ものすごくほっとしました。状況を説明し,「今からタクシーで連れて行きます」と伝えたところ,「それではタクシーに乗ったら,だいたいの到着時刻を教えてください」とのこと。キャリーケースにふうたんを入れて,病院に着いたのは午後4時頃でした。ふうたんは,見たところそれほどダメージを受けた様子はありませんでしたが,爪の先から血が少しずつ出ていることは変わりません。
病院に到着したら,受付の女性はすぐにキャリーケースごと,ふうたんを預かってくれて,止血をしてくれました。キャリーケースの下に敷いていたペーパーナプキンには,だいぶ血がついていました。何よりも先に,すぐ止血してもらえたのが,本当にありがたかったです。止血後,病院のキャリーケースに入れられてふうたんがでてきました。下の敷き紙に血がつかなければ,血が止まったことを確認できるとのこと。なるほど!
爪の血を止める方法は止血パウダーがおすすめ
こちらの病院では,止血用パウダーを使うとのことです。犬猫用と同じもので,このパウダーをこすりつけると,やけどに似た痛みがあるそうです。市販されているので一般家庭で買うこともできます。万一のときのため,これを買っておけば爪切りも安心です。しかし私はもう爪切りをするのはやめたほうがよいと思いました。一人で保定しつつ,爪も切るのはなかなか難しいです。
そうそう,前回深爪したときに,血を止めるにはどうしたらいいかを調べたのですが,そのなかに「小麦粉」という情報があり,試しましたが全く効果はありませんでした。ほかには定番として「線香」を使ってとめるというのがあります。たしかに昔,小鳥屋さんがやっているのを見たことがあります。しかし,よほど慣れた人がやらないと難しいのでは?と思います。鳥を保定しつつ,爪の先のみに線香をジュっとあてるのですよ。一瞬,鳥は驚き,ばたつきます。爪切りでさえうまくできないのに,線香なんて…。今度はヤケドさせてしまいそうです。そもそも,線香を常備している一般家庭はもはや少ないのではないでしょうか。
ふだんとは違う獣医さんに診察してもらったことで知ったこと
獣医さんは先客(やはり病気の小鳥さんを連れてきている)の診察中とのこと,20~30分くらい待ったでしょうか。その間に,問診票に記入しました。けがの状況だけでなく,食生活や住環境も詳しく書きます。
最近,ふうたんの脚の力が弱くなっている(老化現象と思われるけど)ことも相談しました。診察した限りでは,脚の力が弱いとは感じなかったけれど,気になるようならレントゲンを撮る方法があります,脚を痛めている場合はそれでわかるかもしれない,と言われました。文鳥は,医者の前では強がるからわからないけれど,飼い主にはありのままを見せるので,飼い主からみて弱っているのであれば,今は強がっているだけかもしれない,とのこと。
問診票に書いたことをもとに,ほかにもいろいろなお話を伺うことができました。
いちばん驚いたのは,今,文鳥にあげているごはん(ペレット)は,全く栄養がないといわれたこと…!そして,私がふだん連れて行っている病院は,あまりよいところではないといわれたこと。単に自分の病院に誘導したくて言っているのではないと思いました。ネットの評判やほかの小鳥飼い主さんの投稿などを読み,私もうすうす感じていたのですよね。
長くなりますので,この話は次回に続きます。普段と違う獣医さんに診てもらうことができたのは,不幸中の幸いでした。